当社では、「かにクレーン」をはじめとする自社製品や、工事現場・公共施設で使われる特殊車輛、
工場設備などの受注製品の設計・製造・販売・サービスを行っています。
自社製品を代表するクレーン。1968年の製造開始から、長い歴史の中で進化し続ける当社のクレーンは、長年培ったノウハウと匠の精神の賜物です。「お客様の役に立てる機械をつくる」 設計技術者も製造技術者も、熱い思いは一つです。
国内外問わず設計者も自ら足を運び、市場のニーズを調査します。私たちは世界規模でニーズを反映した製品を開発しています。
最新排ガス規制への対応、また各国のクレーン規格などを遵守することに加え、使い勝手の良さと、安全性、耐久性、メンテナンス性を最大限に兼ね備えた、エコでユーザーフレンドリーな製品を目指しています。
精密さや厳しい安全性を追求すると、開発期間やコストバランスを保つことが難しいところですが、設計部門は妥協することなく、自信を持って送り出せる製品を開発・設計しています。
試作したクレーンは性能試験、応力試験、安定度試験、エンジンマッチング試験、EMC試験、騒音試験、耐久試験などの厳しい試験をクリアし商品化となります。
ISO9001および14001認証取得の当社工場では、組立から出荷整備までを行っています。
作業者の安全を第一に考えた工場内は、常に整理・整頓を徹底し、部品の一つ一つから工具まで、管理しています。
作業者によるクレーンのアセンブリは、間違いが無いよう設計段階からあらゆる工夫をほどこしています。
ボルトの締め忘れや部品の組み忘れなどのヒューマンエラーは、200項目に渡るチェックシートに基づいた確認と社内認定検査員によるダブルチェックで市場への流出を防ぎます。
私たちは、手間を惜しまず丁寧に製品を作り上げています。
自動溶接機、NC制御加工機などを使用し、精密な構造部を製造しています。
工場出荷前には1台1台、140項目の検査を行います。厳しいチェックをクリアした機械だけが工場から出荷となります。
このようにして作られるマエダのクレーンは、耐久性が高く、壊れにくいとの評価を世界中から頂いており、お客様に長くお使いいただいています。
工場横に併設されているパーツセンターでは、常時約3万点の部品をストックしています。部品はデータベース化し、いつでも迅速にお客様へ届けられるよう体制を整えています。
受注製品においては、トンネル工事用特殊機械、ダム・水門等公共工事関連設備、特殊車輛、工場設備など、現場やお客様のご要望に応じた一品一様の製作を行っております。お客様の思い描く製品を実現するため、私たちはものづくりに取り組んでいます。
長野県の卓越技能者知事表彰を受賞したプロフェッショナルをはじめ、機械加工、溶接の有資格者が確かな品質をつくり込みます。
各種機械加工・溶接の技術資格を有する技術者が多数おります。また、社員のさらなるスキルアップのため、資格取得への努力を継続して行っております。
営業、設計、製造、電気・制御の各担当者が一丸となり、お客様のご要望の実現に向け議論を尽くし、お客様へご提案します。新たなご要望にもデザインレビューを重ね、お客様の理想を形にします。
当社は長野県内でも数少ない各種大型加工機保有企業です。2016年に導入した大型のNC横中ぐり盤により、大物製缶部品等の加工精度向上と加工時間の短縮が可能になりました。